脱毛石けんってなに?効果はあるの?

「脱毛石けんってどんなもの?」

セルフ脱毛ができるアイテムとして注目を集めている脱毛石けん。

ここでは、脱毛石けんの特性や使い方のポイントなどをご紹介してゆきましょう。

脱毛石けんを活用するヒントになれば、と思います。

脱毛石けんを初めて使う人へ

脱毛石けんは、浴室等で身体を洗う時に使える石けんで、洗浄効果と脱毛効果を持つのが特徴です。

基本的にはVIOも含めた全身に使用可能ですが、毛のたんぱく質を溶かす効果を持つ成分が配合されている石けんは、皮膚が薄い部位に使うと刺激が強すぎるケースもあります。

使用する前にはパッチテストをして、肌に異常がないかを確かめてから使用するようにしましょう。

脱毛石けんの使い方は、特に難しくはありません。

一般的な石けんと同じように泡立てて、やさしく肌を洗ってください。

洗い終わってすぐに流してしまうのではなく、5~10分程度放置しておくと、脱毛効果が高まります。

5~10程度経てば、普段と同じように石けんのすすぎ残しがないように丁寧に洗い流してください。

脱毛せっけんの使用前に、脱毛したい箇所の毛をカミソリや毛抜きで処理しておくと、さらに高い脱毛効果を期待しやすくなります。

脱毛石けんのメリット

次に、脱毛石けんのメリットについてお伝えしましょう。

上記でご紹介したとおり、使用方法が簡単で誰もが気軽に使いやすいという点は、脱毛石けんの大きなメリットです。

費用面についても、比較的安い値段で購入でき、経済的な負担を感じずにすみます。

また、自宅でのセルフケアに使用できるアイテムのため、自分の都合に合わせて柔軟に使用しやすいです。

毎日使うのではなく、ゆったりバスタイムを過ごせる週末に使用する、といった自分なりの使い方の工夫をすると、賢く快適に脱毛石けんを活用できるでしょう。

ムダ毛ケアと共に、消臭ケアの効果も期待できるため、匂いに関する悩みを抱いている人にもおすすめです。

脱毛石けんに配合されている成分とは?

脱毛石けんには、脱毛や除毛、抑毛に効果的な成分が配合されています。

具体的にどのような成分が含まれているかについて、例を挙げてご説明しましょう。

除毛効果が期待できる成分としては、チオグリコール酸カルシウムが挙げられます。

チオグリコール酸カルシウムは、毛を溶かす作用を持つアルカリ性の成分です。

抑毛効果のある成分としては、パパイヤに含まれるパパインや、パイナップルに含まれるブロメラインが配合されています。

いずれも、たんぱく質を分解する酵素の働きを持つ成分です。

また、樫の葉のエキスから抽出されるラレアディバリカタ葉エキスは、毛の再生を抑制する働きを持っています。

除毛石けんを購入する際には、どのような成分が配合されているかをきちんとチェックして購入するようにしましょう。

脱毛で硬毛化するのはなぜ?

ムダ毛を薄く目立たなくしていき、最終的に生えてこなくなるようにする脱毛のはずが、なぜか施術前よりムダ毛が濃く、太くなってしまう症状が硬毛化です。

なぜこのようなことになるのか、その原因や対処法について解説していきましょう。

硬毛化が起こる原因ははっきりしていない

硬毛化の原因については、残念ながら詳しいことがわかっていません。

よく言われているのが、光やレーザーを受けた刺激によって、逆に毛根の働きが活性化してしまうというものです。

現在の一般的な脱毛方法は、発毛組織に熱ダメージを与えて再生能力を弱らせていくものですが、この時に十分な熱が毛根に伝わらないと熱によって細胞や周辺の組織が元気になり、より丈夫なムダ毛が生えてくるのではないかとされています。

特に、サロンのIPL脱毛や、医療脱毛に用いるアレキサンドライトレーザーで起こるケースが多いとされていることから、光やレーザーの特定の波長で起こりやすいようですが、原因が明らかでない以上、いつ誰に起こるかわかりません。

硬毛化が起こりやすい部位を確認しておこう

わからないことが多い硬毛化ですが、起こりやすい部位については傾向が見えています。

それが、背中からうなじ、肩から上腕、顔などの、産毛が多く生えているところです。

背中やうなじに生えているムダ毛は、手足に比べると細いものの、量はそれなりに密集していて比較的目立ちます。

しかし、毛が細い分、光やレーザーがメラニン色素に反応しにくいため熱が伝わりづらく、十分なダメージを毛根に与えられずにムダ毛が活性化しがちです。

綺麗に脱毛できている中で数本濃く生えてきたり、全体的に濃くなることがあります。

肩から上腕あたり、顔も背中やうなじより薄いものの、他の部位より産毛に存在感があるため、硬毛化しやすい条件に当てはまることから注意が必要です。

大抵は一時的な症状!脱毛し続けよう

硬毛化は、脱毛を開始してムダ毛の量に変化が見えてきた頃に起こりやすいと言われています。

様子を見ていてムダ毛が濃くなってきたことに気がついたら、早めにスタッフに相談してください。

ただ、硬毛化は一時的な症状であることがほとんどです。

照射を重ねて毛根へのダメージを蓄積させていけば、徐々に毛量が減って目立たなくなっていきます。

変化が見られないときには再照射を受けられるサロンやクリニックもありますし、出力を上げたり、光やレーザーの種類を変えることで対応が可能です。

また、数本程度であれば、ニードル脱毛で処理するという方法もあります。

毛穴に直接ハリを刺して細胞を破壊し、ムダ毛を処理する手段なので確実です。